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【コラム(2)】〇〇のない「考える」行為は無意味だ

あなたは日々 “考えて” いますか?

そんなものはあたり前だ、と思った方がほとんどでしょう。

しかし、あなたは日々 “本当に考えられて” いるでしょうか?

本コラムは転換期を迎える現代のビジネスパーソンのために「考える」をテーマにしたトピックを毎月お届けします。

 

“考える” には目的が必要だ

いかに自分では真剣に考えているつもりでも、目的のない考える行為に意味はありません。

「いきあたりばったり」の経営判断や延々と結論の出ない会議が乱立するといった企業体質は、目的を失った思考のもとで生まれていると言っても過言ではないでしょう。

今回はこの目的思考についてご紹介していきます。

 

あなたは今日の(もしくは昨日の)ランチをどのように考えて決めましたか?

いつも決まった店やメニューのものを食べている、その日の気分で決めている、新しい店ができたから行ってみた……理由は様々でしょう。

そもそも食事の目的はなんでしょうか?

食事で空腹を満たす、確かにそうです。しかしもう少し考えてみましょう。

本来は健康に生活するために、栄養などを食事から得ているはず。

もしもただ空腹を満たすためだけ、嗜好を楽しむだけに食べていては、健康を害し結果的に本来の目的から遠ざかってしまうのです。

食事の美味しさで充足感を得ている、味というよりも空間でリフレッシュしている……はたまた、昼休みに食事以外のことで時間を有効に使うために、ランチに目的を求めずとにかく近場で早く食べられるものを求めている人もいるでしょう。

会話を楽しみたい、ランチ相手から情報を得みたいといったように、食べるだけでない目的が優先であることもあります。

このように、同じランチと言えど人によって求めるものは異なり、目的が明確であればあるほどスムーズに正しい方向へ考えやすくなるはずです。

 

バカバカしいように聞こえるかもしれませんが、どんなことでもそこに目的があるかどうかで思考は変わります。

あなたは日々の業務で目的をしっかり捉えていますか?

 

目的を見失わないためには?

目的を持っていないよりもある意味悩ましいのが、自分では目的を捉えた気になっている場合です。

目的に向かって考えて行動しているはずが、思ったような成果がでない……それは「手段が目的化」しているからかもしれません。

 

一見それが「目的」のように見えたとしても、俯瞰して捉えると「いち手段にしか過ぎない」ということに注意しましょう。

「食べる」ことが目的となり、本来の「健康であるため」を忘れ暴飲暴食を繰り返し、目的未達となる。これは避けたいものです。

目的思考の結果、目の前の問題を俯瞰して捉え、ゴールへの道筋を逆算して導くという解決ロジックを実践することができます。

 

本来の目的を見失わないためには、まず「なんのために?」を徹底的に考え抜くことです。

 

目的思考の、その先には

目的をもった思考を徹底する。その上で、考える行為には様々なレベル・対象があり、それぞれで「考える」プロセスや思考は異なります。

例えば「分析思考」と「創造思考」では、その目的が違うのはもちろんのこと、プロセスやフレームワークなど解決に向けたアプローチはそれぞれです。

次回は分析思考と創造思考の違いから「未来を考える」について。第4回はラムズフェルドのフレームワークの紹介と「さらに一歩進んだ考え方」をご紹介します。

シンキングパートナーズでは、これら「考える」・「ともに考える」ことにフォーカスしたコンサルティングサービスで、お客様の「考える」「実行する」「結果を出す」ことをご支援いたします。

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  1. ピンバック:【コラム③】分析思考と創造思考で「未来を考える」 – シンキングパートナーズ合同会社

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